超意味不明短編小説#3

牢屋に入っているときは、あまり気がつきませんでした。
でも、考えれば考えるほど、私は孤独であるがゆえに刑務所に入っていたのだと思うのです。
自分のやりたいことのために刑務所に入っていた。
自分が何者であるか、何者になりたいか。
私は自分のアイデンティティのために刑務所にいました。
私は自分の人生のために刑務所に入っていた。
私は自分の人生のために刑務所にいました。

私はまだ刑務所の中にいます。


自分が孤独であるという事実を受け入れれば受け入れるほど、それはより強力で現実的なものになっています。
実際、それは自分の中で最も強力なものになりました。
実際に、それは重要なことです。私にとってはとても重要なことなのです。

私が刑務所に入っているのは、自分の弱さのせいですが、私が誰であるかのせいでもあるのです。
この国では、私たちはまだ囚人なのです。いろいろな意味で囚人なのです。
例えば、結婚や養子縁組はまだ許されていません。医療上の決定を自分で行うこともできません。

選挙権もありません。兵役に就くこともできません。教育を受けることもできません。
公職に就くこともできません。差別に対して発言することができない。自分の人生を決めることはできません。
刑務所の中で、私は自分の力を感じました。自分の強さを感じたのです。

自分の中にある力を感じました。今までに感じたことのない方法で力を感じました。
私は囚人ですが、私は力強いと感じています。
心の中に力強さを感じるのです。